入居者様へ

賃貸での暮らしで起きやすいトラブルとは?

物件を借りるにあたり、暮らす上でどのようなトラブルがあるのかを事前に把握することは非常に重要です。賃貸物件を借りて生活する際に起こりやすいトラブルを、それぞれのタイミング別にご紹介していきます。

 

生活中に起きやすいトラブル

同じ部屋に継続して住んでいれば、入居時にはなかった故障・汚れの発生など、さまざまトラブルが起きる可能性があります。
生活中に特に起こりやすいトラブルについて、項目ごとに対処法を解説します。

 

 

水漏れ

水漏れは、早期に対応しなければ被害が拡大する緊急性の高いトラブルです。対応が遅れると、自室内への影響だけでなく、階下への水漏れやそれによる家財への損害等、大きな影響を与えてしまいかねません。
水漏れの際はその程度にかかわらずただちに管理会社に連絡しましょう。すぐに連絡を取るのが難しい時間帯であったり、ひとまず借主側での対応を求められたりした場合には、いち早く水道業者に連絡を取るようにしてください。

なお修理費については、原因の所在が貸主なのか借主なのかによりその負担者が変わってきます。

例えば水道の締め忘れなど、原因が借主側の過失にあれば修理費は借主負担、経年劣化であれば貸主負担となります。

中には判断が難しいケースもございます。その際はスマートフォンで写真や動画を撮影し、保存しておくことをお勧めします。

 

設備の故障

賃貸物件の入居時にもともと設置されている設備としては、ガスコンロや照明、エアコン、給湯器などが考えられます。これらは貸主の所有物であるため、故障しても自分の判断で修理や交換をせず、まずは管理会社または貸主に連絡をしましょう。

自己判断で修理をすると、貸主に修理費を負担してもらえない可能性が出てきます。

ただし、乱暴に扱ったことで故障したり、故障を放置して状態が悪化したりなど、入居者に過失がある場合には修理は借主負担となるケースもあります。どちらにしても、設備に不具合が生じたら早期に連絡することを心がけましょう。

 

カビなどの汚れの発生

お風呂のパッキンのカビや壁紙の汚れなどは、生活を続ける中でどうしても避けられない汚れの一つ。実際、家電の排熱による壁紙の黒ずみなどは、生活上必ず発生しうる汚れであるとして、借主の責任とはならないとされています。

一方、結露を放置したり換気を怠ったりしたことで発生したカビについては、適切な対処を怠ったものとして退居時に原状回復費用の対象となってしまう場合があります。
日頃から常識的な範囲で掃除・手入れを行うように心がけましょう。

 

近隣住民とのトラブル

マンションやアパートなどに入居していると、どうしても以下のようなことを理由にトラブルが発生しやすくなります。

・生活音や子供・ペット、楽器による騒音

・ルール通りにゴミ出しをしない

・共用部分の利用マナーが悪い

・契約者以外が駐車場を利用

ほんの少しだからと思って放っておいても、毎日のこととなるとストレスが溜まるものです。近隣住民がトラブルの原因になっている場合は、早めに管理会社に相談し解決をお願いしましょう。その際、いくら音やマナーが気になったとしても、トラブルを大きくすることを避けるために自分で相手方に乗り込むことは避けてください。

 

自分が近隣住民からトラブルの種だと判断されるケースもあります。そうならないように、テレビや音楽、アラーム音の大きさ、ゴミ出しの曜日などを常に気にしておくことはもちろん、共用部分における利用の決まりやマナーなどをしっかりと守り、自らがトラブルにならないよう配慮することも大切です。